<

シン・ゴジラ』を見て気づかされたことがある。思えば我々は、あまりにハリウッド映画の文脈に毒されすぎていた。ラブあり、アクションあり、分かりやすい敵がいて、最後は主人公が大活躍。制作者たちも、そんな”正解”にとらわれすぎていたように思える。しかし、『シン・ゴジラ』で庵野秀明(脚本・総監督)は、そんなハリウッド文脈に明快なアンチテーゼをぶつけてくれた。この作品におけるゴジラは、ゴジラであってゴジラでない。ゴジラは自然災害や原発事故のような”想定外の事象”であって敵ではないのだ。その”想定外”に直面する政治家・官僚・役人たちの”日本型組織”と、内側で繰り広げられる人間ドラマの描かれ方が、ある種ドキュメンタリーのようでもあり、日本映画史に残る屈指の”政治ドラマ”とも呼べる秀逸作に仕上がっている。

出典:getnews.jp
>

映画「シン・ゴジラ」はゴジラを超えたか

7月29日に12年ぶりに公開された、東宝ゴジラの新作。 ヱヴァンゲリオンの庵野秀明が脚本・総監督。ローレライ、ガメラ 大怪獣空中決戦の樋口真嗣が監督。 日本を代表する映像作家が作り上げたシン・ゴジラはどのような映画だろうか。