1票の格差…合区の方が不平等に感じるけれど…。

7月18日、参議院定数を6増やし比例代表に特別枠を導入する改正公職選挙法が衆議院で可決した。自由民主党の党利党略、ゲリマンダーなど与党を支持する人たちからも批判を浴びる中での強行突破ではあった。 最終更新日:2018年07月23日

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まず、このネトウヨと見られるサイトから

「定数配分の比率(選挙区の人口に対する議員定数の割合)に格差があると、憲法14条の「法の下における平等の保障」規定に反するから違憲である」などと訴えているが、そもそも、議員定数配分の是非をこうしたいわゆる「1票の格差などというきわめて抽象的な基準だけ」で論じること自体が根本的に間違っているのだ!

出典:日本国民覚醒会議

こいつらが金科玉条のごとく考えている「法の下の平等保障」という観点から言えば、むしろ、(定数配分比率に拘泥するあまり)都道府県単位の枠組みを無視したいわゆる合区などという選挙区割りのほうが、選挙民にとっても、とりわけ立候補者にとってもはるかに不公平であるといえる。

確かに、実感としては「合区」の方がよほど不平等に感じてしまうが…。Wikipediaでは…

1票の格差は確かに抽象的。けれども、抽象的だから取り合わない、というわけにもいかない。そもそも、「平等」は、抽象概念なのだから。

第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

出典:日本国憲法

日本国憲法14条で「法の下に平等」は、すべての国民に保障されている。「抽象的な基準」という理由だけで、否定できるものではない。

問題は「抽象的な基準」の決め方にあるように思われるが…

参議院議員の選挙区選挙について最高裁判所は、6.59対1の開きを違憲問題が生ずるほどの状態だと評しながらも、半数改選制や都道府県を単位とした選挙区制などの特殊事情を考慮して、まだ立法裁量権の範囲内にあると容認した(平成8年9月判決)。

出典:コトバンク 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 議員定数不均衡訴訟

かつて最高裁判所は、衆議院議員の総選挙について5対1の開きを、平等選挙を要請した憲法(14条1項)に違反すると判断した(昭和51年4月判決)。その後この基準は、3対1にまで高められたものと推定されている(昭和58年11月最高裁判所判決参照)。むろん選挙区画は歴史的・地理的条件などにもある程度配慮しなければならないし、四六時中、人口は変動し続けているので、投票価値の完全平等はありえないが、学界の共通理解は2対1以下にあり、現実との間にまだ若干の隔たりがある。

参議院議員選挙においても都道府県を跨いだ選挙区を設定することが十分 可能である。

出典:平成 22 年 7 月の参議院選挙時の較差に関する高裁判決

この段階で、司法的には「合区」が認められていたんだ。

でも、定数を奇数にすることも認められていたんだよ。

「各選挙区に偶数の定数配分をやめて奇数の定数配分を可能とし、定数1の選挙 区だけでなく定数3あるいは定数5といった選挙区を作ることは十分可能であり、 その中で、人口の少ない県について、3年に1回の改選を6年に1回とする方法 が考えられるし、それについて憲法上疑義があれば、全ての選挙区を選挙区選出 総定数の半数ずつグループ分けし、各グループの選挙区で6年に1回だけ選挙を して議員を選出するといった方法を採用すれば、大幅な較差の是正が行え、かつ 全国的にみて改選される議員数の合計が半数改選となっていれば、憲法上許され るものである。

出典:平成 22 年 7 月の参議院選挙時の較差に関する高裁判決  広島高裁岡山支部 平成22.12.16(同選挙について 「違憲状態」 )

なんでこの方法を取らなかったのだろう?結局、党利党略ってやつ?

最後はやっぱりこの人だよね。


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まとめ作者

ridaia

ridaiaさん

いやあ、その、まあ、なんですわ。ですから、そういうことで・・。