小保方氏が「200回作った」STAP細胞とは何だったのか 検証チームの見解は

理化学研究所は12月19日、「STAP細胞」の検証実験で、細胞が刺激によって多能性を獲得する「STAP現象」を再現できなかったと発表した。 最終更新日:2014年12月19日

作者に連絡

view

小保方氏が「200回作った」STAP細胞とは何だったのか 検証チームの見解は

出典:waowaowao.com

理化学研究所は12月19日、「STAP細胞」の検証実験で、細胞が刺激によって多能性を獲得する「STAP現象」を再現できなかったと発表した。

小保方晴子研究員も実験に参加したが、自ら「200回成功した」と話していたSTAP現象の再現には至らず、理研に退職を申し出た。

来年3月までの1年間を予定していた検証実験は、11月で打ち切る。

検証チームは、細胞が刺激によって初期化し、多能性を獲得する「STAP現象」が存在するかを確かめるため、万能細胞の目印となる遺伝子が発現すると緑色に光るよううに(GFP緑色蛍光)遺伝子操作したマウスの細胞を使って実験した。

相澤慎一氏がチームリーダーを、丹羽仁史氏が副チームリーダーを務め、小保方氏も研究員として参加した。

小保方氏は、脾臓由来のリンパ球を塩酸で刺激し、多能性を確かめる実験を行った。緑色に光る細胞塊は検出したものの、その数は論文に書かれた数より1けた少なく、多能性は確かめられなかった。

丹羽氏は、肝臓と心臓の細胞を酸やATP(アデノシン三リン酸)で刺激する方法を試し、緑色に光った細胞塊を検出したが、多能性は確かめられなかった。

細胞塊に多能性があれば、別のマウスの胚に移植すると、両方の遺伝子を持つ「キメラマウス」(キメラ胚)ができる。

これを確かめるため、小保方氏の実験で作成した細胞塊1615個を別のマウスの胚に移植したが、キメラ胚は1つもできなかった。丹羽氏が作成した細胞塊も244個の胚に移植したが、キメラ胚は1つもできなかった。

これらの結果から検証チームは、「論文に記載された方法ではSTAP現象は再現できない」と結論付け、来年3月まで予定していた検証実験を4カ月切り上げ、11月で打ち切った。


注目まとめ