百田尚樹氏がやり玉 マスコミの“壁耳取材”はルール違反?

「マスコミを懲らしめるべきだ」という発言が飛び出した自民党の若手・中堅議員による勉強会「文化芸術懇話会」。その場に講師として出席していた作家の百田尚樹氏がマスコミの“壁耳取材”をやり玉に挙げ、「ルール違反だし、卑劣だ」と断じたことから、“壁耳取材”に焦点が当たっています。 最終更新日:2015年07月02日

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百田尚樹氏がやり玉 マスコミの“壁耳取材”はルール違反?

出典:img.47news.jp

「マスコミを懲らしめるべきだ」という発言が飛び出した自民党の若手・中堅議員による勉強会「文化芸術懇話会」。その場に講師として出席していた作家の百田尚樹氏がマスコミの“壁耳取材”をやり玉に挙げ、「ルール違反だし、卑劣だ」と断じたことから、“壁耳取材”に焦点が当たっています。

これはどんな手法なのでしょうか? そしてルール違反?

この勉強会は自民党本部で開かれ、冒頭の2分間だけ報道陣に公開されました。ところが、「マスコミを懲らしめるべき」などという発言は、報道陣の退室後に行われたことから、騒ぎは広がりました。

“壁耳”にスポットを当てたのは百田氏自身。6月25日に「報道陣は冒頭の2分だけで退室したのに、ドアのガラスに耳をつけて聞き耳してるのは笑った。しかし、正規の取材じゃなくて盗み聞きを記事にするのは、ルール違反だし、卑劣だろう!」とツイートしました。

それ以後、ネット上では賛否が入り乱れ、「盗聴とは卑怯だ」「壁耳取材は双方が暗黙の了解の下、日常的に行われている」といった発言が続いています。

“壁耳”とは、どんな取材なのでしょうか。会議や会合の取材において、入室を認められていない記者が出入口の隙間などに耳を押し当てたり、ICレコーダーをかざしたりしながら、内部の発言を記録する手法を指します。

政党や官公庁の会議では、冒頭の数分間を撮影などのために公開し、その後は退室させるケースが少なくありません。何が話し合われたかについては、会議終了後、「ブリーファー」と呼ばれる説明役が記者団に要点を話したり、出席者から記者が聞き取ったりする流れです。

しかし、説明役が会議の内容をすべて話すとは限りません。都合の悪いことを隠したり、大した内容ではないものを針小棒大に語ったりする可能性が常につきまとっています。そこで“壁耳”によって、会合の様子を少しでも詳しくつかもうとするわけです。

“壁耳”自体はかなり古くから行われてきたようです。国会内での会合では、部屋の扉が閉じられた後、記者たちが隙間を探して廊下に這いつくばるようにしている姿も少なくありません。産経新聞のスター記者、阿比留瑠比氏も自身のブログに「壁耳で始まる1日」(2006年6月)と題し、こう記しています。

「…ドアの隙間から漏れ聞こえる声に耳を澄ますだけなのですが、話者と会議場所によってはけっこう聞こえるのです。…あほらしくもありますが、会合後のブリーフが微妙にニュアンスが違うこともありますので仕方ありません」。


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