【超レア動画】旧ナチスドイツ秘蔵映像のロケットをまとめた

1937年、フォン ブラウンらは、高度90kmの成層圏を飛ぶV2ロケット計画をスタートさせた。この計画をヒト・モノ・カネあらゆる面でバックアップしたのがドイツ軍である。 最終更新日:2016年11月02日

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V2
Vídeo dublado em português do "World War II in Color" mostrando as bombas V2 desenvolvidas pela equipe de Wherner von Braun na base de Peenemünde.

秘密兵器 V2ロケット

第二次世界大戦のさなか、イギリス航空省・科学情報部に、奇妙な情報が持ち込まれた。情報元はオスロのレジスタンスで、バルト海沿岸のペーネミュンデで、ドイツ軍が秘密兵器を開発しているというのだ。ペーネミュンデはウーゼドム島にある人口500人の小さな村で、そこで、リモコン式のグライダー爆弾や長距離ロケットが開発されているという。

この頃、イギリスはドイツ軍の兵器開発をさぐっていた。担当部署は航空省の科学情報部で、責任者はR V ジョーンズという若い科学者だった。ジョーンズは切れ者で知られたが、この情報はさすがに首をかしげた。リモコン操作でグライダー爆弾を飛ばしてみたところで、戦果はしれている。長距離ロケットにしても、大砲の延長だろうし、戦況を左右するとは思えない。こうして、この奇妙な情報はそのまま忘れられた。じつは、これがイギリスにもたらされた最初のV2ロケット情報だったのである。

V2ロケットは、後に、ロンドンに向け1359基も発射されたが、当時、そのような事態を予測をする者はいなかった。というのも、V2ロケットは、当時の理解を超えていたからである。V2ロケットの飛行原理とテクノロジーは10年先を行き、まだ概念すらないものもあった。


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A-4 / V-2 Rocket Original German Film Reels 1
Rare and unedited German V-2 rocket film reels from World War Two. These films were used by the engineers and scientists to study the performance of test ...

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V-2 Rocket: Assembling And Launching (1947)
National Archives Identifier: 24580 Reel 1 shows a V-2 rocket assembled from German parts at White Sands Proving Grounds, New Mexico. The alcohol tank ...

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V2 rockets from Penemünde to London
Nazi german V2 rockets built in Penemünde (Usedom island) on their deadly way to London. First rockets in near space height..Original pictures and 3d ...

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CAPTURED GERMAN V-2 ROCKET FOOTAGE - Henrich Himmler 20580
This rare silent film consists of captured footage of V-2 rocket development tests at Pennemunde in Germany. It includes successful tests and failures.

■V2ロケット計画

1942年12月、イギリス科学情報部に、今度はデンマークの化学者から情報が持ち込まれた。ドイツ軍がバルト海沿岸でミサイル実験を行ったが、飛行距離が300kmにたっしたという。それまでの最長は、第一次世界大戦のパリ砲の130km。その2倍を超える。じつは、この「飛行距離300km」はさらに重要な意味を含んでいた。その頃、ドイツはフランス沿岸やベルギーを占領していたが、そこからロンドンまで300kmも離れていない。つまり、ロンドンはドイツ軍ミサイルの射程距離に入ったのである。

一方、この情報には不可解な点もあった。当時、ロケットは固体燃料で、このような長射程はありえなかった。ガセネタに違いない、イギリス科学情報部はそう結論づけた。ところが、その後も、同じような情報が次々ともたらされる。何かが起こっているのだ。イギリス軍はついに重い腰を上げた。

1943年春、イギリス軍偵察機は疑惑のペーネミュンデ村を偵察した。そして、6月に十字架の形をしたロケットらしきものを確認する。持ち込まれた情報は事実だったのだ。イギリス首相チャーチルはペーネミュンデを爆撃するヒドラ作戦を承認する。爆撃の目標はロケットではなく、ドイツ人技術者の居住区。技術者さえ抹殺すれば、計画が頓挫すると考えたのだ。1943年8月17日、600機ものイギリス空軍機がペーネミュンデを爆撃、2000トンもの爆弾と焼夷弾を投下した。ところが、技術者たちの犠牲はわずかで、爆撃は失敗に終わる。

一方、イギリス空軍のペーネミュンデ爆撃を知ったドイツ首脳部は驚愕した。V2ロケットの存在が露見したと確信したからである。1943年8月22日、親衛隊長官ヒムラーと軍需相シュペアは会談し、V2ロケットの施設を安全な場所に移すことにした。その結果、V2ロケットの開発はポーランドのブリズナに、生産はノルトハウゼンの地下工場に移されることになった。

この工場は、全長2kmのトンネルが2本もあり、各施設はトンネルを中心に配置された。工場建設には、近くのブッフェンヴァルト強制収容所の収容者が6万人も動員された。その大半はフランス人、ポーランド人、ロシア人の捕虜であった。工場内の作業は過酷を極め、第二次世界大戦が終わるまでに、労働者の1/3が病や飢餓で死亡したといわれる。

■液体燃料ロケット

歴史上偉大な発明は、無名の発明家がアイデアを思いつき、スポンサーを捜し、資金を得て、開発にこぎつけるというケースが多い。スポンサーのほとんどはお金持ちだが、中には国王というのもある。史上空前の巨砲、ウルバンの大砲の資金を出したのはオスマン帝国のメフメット2世である。じつは、V2ロケットもそれに近かった。

ドイツ国防軍は、第一次世界大戦の敗戦直後から、熱心に新兵器を模索していた。火砲のスペシャリスト、カール ベッカー中佐はロケット兵器に注目した。火砲は砲身内部の爆発力で砲弾を打ち出すため、射程距離は限られる。一方、ロケットなら、自力推進できるので、長大な射程距離が可能になる。この頃、固体燃料ロケットはすでに存在したが、ベッカー中佐の関心は、新しい液体燃料ロケットに向けられた。 液体燃料のほう飛行距離が伸びるからである。

固体燃料ロケットは、ロケット本体に詰め込まれた固形燃料を燃焼させ、燃焼ガスの反動で推力をえる。構造はロケット本体と固形燃料だけ。シンプルなので製造コストが安い。ところが、固形燃料の3/4は燃料を成形するための材料で、推進に寄与する成分はたったの1/4。これでは、効率が悪すぎる。また、固形燃料は一旦火が付いたら最後、燃焼をコントロールできない。いってみれば鉄砲玉。

一方、液体燃料ロケットは、その名のとおり、液体燃料を燃やして飛ぶ。推進原理は以下のとおり。
1.エンジンスタート
2.ターボポンプで、液体酸素とアルコールを燃焼室に送り込む。
3.燃焼室に点火し、燃料を燃焼させる。
4.燃焼ガスを後部から噴射し、その反動で推力をえる。
というわけで、液体酸素タンク、アルコールタンク、燃焼室を完全に分離する必要がある。固体燃料ロケットよりはるかに複雑である。もちろん、その分、手間もカネもかかる。

一方、メリットもある。固体燃料ロケットに比べ、燃料重量に対する推進力の効率が高いので、飛行距離はのびる。また、推力が大きい分、爆弾もたくさん積める。さらに、燃料供給を加減することで、燃焼を制御し、飛行をコントロールすることもできる。値は張るが、スペック的には固体燃料ロケットを凌駕する。ところが、一つ問題があった。10年先をいく超ハイテクが必要だったのである。


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